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東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に向け、双葉郡の将来像を考える講演会は20日、広野町中央体育館で開かれた。ジャーナリストの櫻井よしこさんが基調講演し、復興への思いなどを語った。NPO法人ハッピーロードネットの主催。双葉地方町村会、相馬、原町、浪江、南双葉、いわきの各青年会議所の後援。
古里への帰還を考えている住民らが双葉郡の現状と課題を共有し、将来像を見据える機会にしようと企画した。約400人が参加し、西本由美子理事長があいさつした。
桜井さんは、「いまこそ双葉がひとつになるとき!歴史をつくるのは君たちだ」をテーマに講演した。県内への帰還が進まないと指摘し、「人生は後ろ向きの材料を探せばいくらでもある。前向きな力をいかに生み出し、共有し、助け合っていくのか考えなければならない」と強調した。
パネルディスカッションも行われた。福島大学特任研究員の開沼博さんをコーディネーターに、櫻井さん、富岡町の建設コンサルタント業ふたば社長の遠藤秀文さん、日本青年会議所2012復興支援委員会委員長黒川進さん(埼玉県狭山市)、楢葉町などで復興事業にあたっている前田建設工業東北支店環境省関連工事統括所長の原稔さんが意見を交わした。