2月22日(水)桜プロジェクト看板設置(福島民友新聞社)
浜通りを南北に貫く国道6号沿いなどに桜を植える「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」を発信しようと、NPO法人ハッピーロードネットは広野町の常磐道広野インターチェンジ(IC)近くにある広野さくら公園に看板を掲げた。現地で22日、除幕式を行った。桜プロジェクトの看板は初めて。同法人は今後、設置場所を増やす計画だ。看板には、原発事故の影響により3月末で休校となる双葉翔陽高(大熊町)の3年生が描いた絵画を盛り込んだ。美術の事業を選択した6人が昨秋から制作を進め、桜を植樹した全生徒12人で仕上げた。里山と海を望む同公園の風景から着想し、家族連れが満開の桜並木で花見を楽しむ様子を表現した。
式では、西本理事長と菅野利彦校長、生徒代表の山田勇樹さん、山田拓実さん、矢内葵さん、井出雄大さんがテープカットした。制作の中心を担った山田拓実さんは「全員で描いた絵が残り、いい思い出になった。休校になっても、双葉翔陽高校の存在が忘れられないための証となる」と笑顔で看板を見つめた。
ハッピーロードネットは全国の地方新聞45社と共同通信社が企画した「第7回地域再生大賞」で特別賞を受賞した。