いわき市から新地町までの6号国道を清掃する「みんなでやっぺ!! きれいな6国(ろっこく)」は10日、行われ、約1400人がボランティアでごみ拾いに取り組んだ。
実行委員会の主催。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で平成22年を最後に中断していたが、若者らの呼び掛けで5年ぶりに復活した。
中高校生や各地の住民、除染や復興事業に取り組む作業員らが参加した。放射線量が高い双葉、大熊両町を除き、いわき、広野、楢葉、富岡、浪江、南相馬、相馬、新地の延べ50キロ区間で行った。参加者は歩道に捨てられた空き缶やごみなどを丁寧に拾っていた。
清掃に先立ち、広野町の二ツ沼総合公園で総合開会式が行われた。実行委員会を代表し西本由美子NPO法人ハッピーロードネット理事長があいさつした後、高校生代表の双葉翔陽高二年の山田拓実君(17)が「皆さんの協力で6号国道をきれいにしよう」と訴えた。川滝弘之東北地方整備局長、遠藤智広野町長が協力を呼び掛けた。