~福島第一原子力発電所視察編~
12月23日(月)櫻井よしこさんを始めとする国家基本問題研究所の皆様と震災後初めて福島第一原子力発電所を視察して参りました。まずはJヴィレッジにて事故後の概要と経過の説明を受け、東京電力復興本社の石崎代表と共に福島第一原子力発電所に入りました。様々なチェックを受けバスにて構内を視察、まずは汚染水問題を引き起こしたタンクを廻り、その後1号機から~6号機の周辺を説明を受けながら視察、2年9ヶ月が経過した中で復旧が大分進んでいる部分そしてまだまだ震災当時の爪痕を残している部分と状況は様々でしたが、報道とは違い私見ではよくここまで進んでいるなというのが実感でした。3号機の海側に差し掛かった時には一時的に毎時1ミリシーベルトを超える放射線量の所もありました。今後、灰炉に向け、この高放射線の中での作業(ロボット技術の開発など)が課題のようです。その後は中枢である免震重要棟に通して頂き、所員の皆様に櫻井さんから激励の挨拶。その後、所長自ら現在の状況を説明し、桜井さんのインタビューに答えておられま…した。報道では汚染水問題を始めとし、極所的な部分だけ大げさに世論を煽る内容を報道しておりますが、汚染水問題一つにせよ報道されている内容と現実とのギャップに驚かされます。報道では聞いた事もない、本当の現実の話を沢山お聞きすることができました。その内容は櫻井さんが、ジャーナリストとして発信していかれると思いますので、ここでは詳しく触れませんが、一言わせて頂ければ、東電の皆さんは未だに劣悪な環境の中、がんばり続けてますね。そして東電さんの頑張り無くして福島の復興も見えてきません。福島と東電は一心同体であると改めて感じることができましたし、福島を復興させるという目的は同じです。我々が視察を行ったウクライナのスラブチッチ市も、元々は事故収束の為の作業員のために創られたまちでした。現在の福島第一原発周辺地域は、未だ壊滅状態であり、そういったものが全くありません。地域を再生させるためにも、原発を終息させるためにも双葉郡の広域連携そしてその先には新たな「まち」の形がが絶対必要であると改めて感じさせられました。後日、櫻井さんレポートをご紹介致します。乱文失礼。